井の中のジャニヲタ、 M!LKを知る。
はじめまして、みやのです。
昨年9月頃書いた記事です。
ちょっと長いけど、よろしければご覧ください。
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最近、『M!LK』にはまったの。
(https://sd-milk.com/news/2125より引用)
【 M!LKとは?】スターダストプロモーションのEBiDAN(恵比寿学園男子部)所属ボーカル&ダンスユニット。詳しくはM!LKオフィシャルサイトをチェック!
デビュー組もJrも応援し、メンバー脱退、自担の流出・熱愛・謹慎も経験したジャニヲタが、なぜみ!るきーず*1になったのか。経緯は以下のとおりである。
2016年
M!LKの存在を初めて知る。ジャニのデビュー組3名を細々と応援し、ハロプロもチラ見していた頃かな?きっかけは、ドラマ『砂の塔』。父が見ているそれを横目で数分見ただけで、彼のことがとても気になった。顔がタイプだった。それからリア垢で M!LK公式twitterをフォローし始めた。ただ、それほど追わずに月日は過ぎ、私はジャニーズにのめり込み、佐野くんはどんどん有名になっていった。
2019年5月
文系大学4年生・就活中。冬とGWに現場のあるデビュー組2人と東西Jrを3人ほど担当している。ある日、辞めジュ*2のツイートでかわいい男性を見つけた。元 M!LKの方なの?そういえば、なんか卒業LINEライブ情報とか写真を見たかも。あ、もしかして、泣きながら横断幕を抱きしめていた彼…?
点と点が、数年越しに線として繋がった瞬間である。
彼のメンヘラな性格とそのワードセンスは結構すきだった。お気に入りの投稿はスクショしていたほどだ。次第にアイドル時代が気になり、デビュー曲の『コーヒーが飲めません』を視聴した。
M!LK「コーヒーが飲めません」MV Full size - YouTube
真っ白な衣装に、真っ白なセット、安くさいCG。おぼこい少年たちがコーヒーが飲めない思春期少年の心情を歌っている。リップシンクが不慣れで初々しい。いまや俳優として有名な佐野勇斗くんと板垣瑞生くんはお手振り要員!?卒業した君はセンター!?ダンスと歌割りの格差!驚きの連続。
最初は、こんなもんねと思っていたものの、『反抗期アバンチュール』『新学期アラカルト』『テルネロファイター』…気づいたらはまってしまうスルメ曲ばかり。夜な夜なあらゆる検索ワードを使って彼らを調べ上げた結果、「Milky Snow*3」という曲にたどり着いた。
https://twitter.com/milk_info/status/794182019911553024?s=21
♪Milky Snow コール講座✨
— M!LK_OFFICIAL_STAFF (@milk_info) 2016年11月3日
よっしゃ みるきーず!
みずき、はやと、だいち、はるき、じんと、しばた きゅんきゅん#MILK #MilkySnow #みるきーすのー #コール講座 #みるきーず #なぜかマネしば pic.twitter.com/MnIzw4wr2J
♪Milky Snow 振り講座
— M!LK_OFFICIAL_STAFF (@milk_info) 2016年11月3日
みんな覚えてね✨#MILK #MilkySnow #みるきーすのー #振り講座 #みんなで一緒に盛りあがろー #みるきーず pic.twitter.com/6jjEyHBcAk
①平成とセクシーを応援してきたジャニヲタゆえに正統派アイドルと可愛い曲が好きだから
②卒業した彼の生歌がとにかく衝撃だったから
③動画のグダグダ感もまた可愛かったから
上記の理由から、この動画にはかなりハマった。
一方、卒業してからの彼は、この時期たまにカラオケでインスタライブをしていた。高音が綺麗で、なんの曲かさっぱり知らずとも、聞いていてとても心地よかったんだよね。
6月下旬
M!LKのTik Tok広告を見る。たしか、それが最新曲を知ったきっかけだ。人差し指と親指を使った特徴的な振り付けに「かすかに君だった かすかに僕だった」というメッセージ性0の抽象的すぎる歌詞。でも、なんだか気になっちゃう。
想像以上に増えていた人数、白い服を着たイケメン、何度も走った形跡のある砂浜、いつでも耳にカチッとハマるイントロ…。なんと、私は『かすかに、君だった』が大好きになってしまったのだ!毎朝、毎晩聴いて、苦手な面接も、起きたくない朝も、数を追うごとにわからなくなった簿記の授業も耐えてきた。大学四年生の夏、私は『かすきみ』と共にあったと言っても過言ではない。
そして、少しずつ周りにM!LKの話をしはじめる。すると、スタダ所属俳優・結木滉星くんのヲタクに舞台『里見八犬伝』に誘われた。「これを逃すと二度と佐野くんを見る機会はない!」と、二つ返事で観劇を決めた。
8月
公式LINEを友達登録。ツアーのチケット一般販売が始まるタイミングだった。サークルの舞台発表前日リハをしながら(リハしろよ)21日東京公演のチケット購入を検討した。サマステも迷ったけど、結局どちらも買わなかった。
メンバーを覚え始める。コンセプトや楽曲先行型で、失礼なことに全くメンバーに関心がなかった。松竹座*4への遠征道中で、同行者のAちゃんを巻き込んだ。
柔くん…「韓国版猪狩」
そのしゅん…「猪狩をだし巻き卵にした感じ」
佐野くん…「高橋優斗①」
仁人くん…「一つ一つが濃い川崎皇輝くん」
太智くん…「高橋優斗②(西村拓哉)」
と、一緒に無理やり関連づけた。(ツッコミどころ満載)
Apple Musicに入会。『Milky Snow』がどうしても聴きたかったから。これが、間接的であれど彼らへの初課金(440円)だ。
一般では買わなかったけど、9月のシフトは21日を空けて提出した。何か入れるかもしれないから…ね。完全にあと一押し。とどめを刺されたのは9月に入ってからだった。
9月
すぐにAちゃんをカラオケに誘った。彼らは、ライブ円盤が店頭販売されていないため、ライブ映像が見られるチャンスがとても少なかった。
4日
ジャニーさんのお別れ会参加後にカラオケへ。『コーヒーが飲めません』を歌う彼らは、「かわいい」よりは「かっこいい」7人だった。「琉弥のターン!」「なれてるよ!」というコールに私たちは興味津々。そして、5人時代の『テルネロファイター』で見られた卒業した彼は、やっぱり素敵なアイドルで…。見ながら「なんでやめたの!?」ってずっと言ってた。ライブが好きな人間なので、彼らのパフォーマンスが最も伝わるライブ映像を数曲でも見ることが結局一番効いた。
それからはもうあっという間!
メンバーのSNSをフォローした。告知ストーリーばかりの中、自撮りとメッセージを載せていたのが後に私の推しとなる宮世琉弥(みやせ りゅうび)くん。昨日まで興味もなかったはずなのに、寝起きに彼のストーリーを見て「あ、今日も1日頑張ろう」と思えた。それが、彼を気になり始めたキッカケである。
7日
チケット探し開始。2枚、あちらの言い値である定価以下でお譲りいただいた。Aちゃんを誘うと、二つ返事で快諾。こうして、私たちのM!LK初参戦が決まった。
9月19日(ライブ2日前)
『上昇思考クライマー』*5にハマる。そして、同曲を歌う5人時代の映像の一部を見つけてしまった。卒業した彼の表情、歌、ダンスが、今までのイメージを覆すほどカッコよかった。
卒業した彼をM!LKで応援したい。
そう思ってしまった。でもそれは許されない。彼はもう M!LKにいないから。それに、緑に光る公式ペンライトも持っていない。だから、 M!LKの緑が好きだと主張することもできない。
彼に努力する才能と技術があったこと、
ブログや「しぼりたてM!LK」*6を見る限りではファンもメンバーも大切にしていたこと、
でも彼はすでに退所していること、
それからまだ1年しか経っていないことに、
いろんな気持ちが湧いてきてしまった。
皮肉にも、卒業した彼きっかけで M!LKをここまで気になった私は、やっぱりM!LKでアイドルをやる彼が好きだった。そんなことに気づいてしまった今、彼のいない7人の M!LKを無事に楽しめるのかとても不安だった。
2019年9月21日
『 M!LK LIVE TOUR 2019 Summer Re:fresh
〜かすかに、君だった〜 』東京公演の日。
今の彼らを推せるかという不安を抱えながら
東京テレポート駅で私は呆然としていた。
Zepp Tokyoどこやねん問題
見渡す限り、普通のお姉さんしかいない。うちわ持ってないし、近隣施設にはチームラボがあるから綺麗なお姉さんもたくさんいた。テキトーについて行った通行人Bさんはヴィーナスフォートへ入っていった。MEGAWEB通る仕組み何?わかりにくい!
ヘトヘトになりながらついたグッズ列でこれまた呆然。み!るきーずはとにかくおしゃれ!この世にはこんなにヲタク感を削ぎ落としたヲタクが存在するのかってくらい。そんで、靴底が薄い。荷物も少ない。推しを罵倒する声も聞こえない。なのにえぐい量の金を出す。まだまだ世界は広い…。
前に並んでいた女性2人組はM!LKのチケを超特急のクリアファイルに入れていた。その兼ヲタは想像したことなかったな〜。ペンライトと生写真を買い、後から来たAちゃんと合流した。特にこだわりもなかったので、ドアから近い上手側を陣取った。『かぐや様は告られたい』、『初恋ロスタイム』の告知映像に対するファンの反応が面白かった。
【ライブの感想】
あんなに踊ってるのに画面に字幕なしで全編生歌、冷静に考えて鬼じゃない?コールをちゃんと言えるファンもすごい!ガチとガチのぶつかり合い!あと、瑞生くんの自己紹介はMIZUKIの手の動きが難しい(笑)ファンと M!LKの手作り感が感じられたライブだった。そういえば、 仁人くんの水鉄砲から出た水がこめかみに当たった。嬉しかった〜、実弾だったら死んでたね♫
すっかり7人に魅せられて、悩んでいたことはすっかり忘れてしまった。それほど彼らのパワーは凄まじかった。
【メンバーを見た感想】
宮世琉弥くん
いっちばん綺麗だと思った。お化粧もヘアセットもばっちり。髪がフワッフワで、まるで外国の女の子のよう。「美形」なの。歌って踊る彼を眺めながら、「ああ、きっと彼はドラキュラだ」と思った。私の中で一番綺麗な人外のイメージがドラキュラなの。ドラキュラは!SNSがマメなだけではなく!歌もうまい!
山中柔太朗くん
彼もドラキュラだね。すごく消えそうだった。朝日に当たったら消える説ある。しかも、前日更新したブログの画像は茶髪だったのに蓋を開ければ薄ピンク髪。今時M字バング。正直それまであまり魅力を分かりきれていなかったけど、印象が本当に変わった。めっちゃくちゃ綺麗だった…!あと、女性目線の歌詞が似合いすぎる。
そこ2人に対して、他のメンバーがいい意味でリアルなの。板垣くんのうっすら見えるヒゲや、佐野くんのメイクの薄さ、塩崎くんのやんちゃ感満載な喋り方、仁人くんのどっしり感、そのしゅんのナチュラルさ。等身大の人間感がとにかくすごい。というか、とにかく大きい。彼らは絶対に生きてる。リアルと理想のバランスがいい。
佐野勇斗くん
ファンに向かって「おれんちのエアコン臭いんだよね!この中にエアコン業者いる?」って言い出したときは、あまりにもナチュラルで大学の同級生なのかと思った。ここは食堂か?そんで、175ある琉弥くんに飛びつかれて微動だにせず帰れる佐野くんの筋力なに?超絶リアコ。
塩崎太智くん
いい人そう(笑)さすがカラチェン企画1位、気合の入ったヲタクが多い。前髪結構かっちり固めて、しっかりと、でもなめらかに踊るので、関西の自担を思い出した。ギャーギャー喋るけど、本当は結構まともな子かもしれない。
板垣瑞生くん
奇行子〜!顔がべらぼうに良い。何してもふざけるし、ちょっと適当だし、自由人、男くさい、最後にやっぱり顔がいい。余計な一言を言うタイプと勘ぐっていたけど、メンバーにもファンにもしっかり意見を言うところに好感が持てた。
吉田仁人くん
甘くて安定した歌声とキレキレダンスがすごい良いの。なのに、MCでは板垣くんから飛び出すワードや不思議な動きを拾って滑ってしまう不憫かわいい属性。全力なリーダーには心を動かされた。応援したい。
曽野舜太くん
まじでスタイルがいい。「MAGIC CARPET」の笑い声は彼なんだね。めちゃくちゃかっこよかった。ダンスの時伏し目がちになるところが好きだなぁ。あと首のライン。「ハッピーレッド」の肩書きが似合うほっこりさん。
ちなみに、Aちゃんがライブ後に発した言葉は「そのしゅん」だった。どうやら、自己紹介で、ボールを蹴る仕草とファンにウェーブを要求するところに心を打たれたようだ。二人でMV撮影にも参加して、冬ツアーの応募をしながら帰った。※落選しました【2020年06月07日補足】
東京公演の2部はスタチャンにあるのでぜひ。
スターダストチャンネル│M!LK LIVE TOUR 2019 “Summer Re:fresh” ~かすかに、君だった。~ 東京公演 #1 https://stardust-ch.jp/movie/detail/507760
終演後はすっかり余韻に浸っていた。今すぐ琉弥くんの美しさをまとめたかった。イラストなり文字なり、使える全てを使って、記憶を留めておきたい…。しかし、それはできなかった。
劇場版「おっさんずラブ」の応援上映が控えていたからだ。しかも7色ペンラを買えずにロイヤルパープル*7を購入したために、応援上映ではイメカラが紫である武川(眞島秀和)さんと狸穴(沢村一樹)さんの推しになりすますしかなかった。私は春田と牧が好きなのに!好きなものばかりの幸せな1日だったけど、琉弥くんより部長(吉田鋼太郎)の顔が一番に思いうかぶんだよな。ライブの後は予定を入れない方がいい。
ちなみに、卒業した彼からは、SNSでの下ネタが激化したため離れた。表面上の良いところばかり消費した罪悪感はある。彼にはアイドルの大変さを、少し分からせてもらえた気がする。
この後、M!LKのおかげで男性アイドルとの接触、リリイベ、推しの卒業ライブ、運営が推せないという感情など、初めてをたくさん経験した。泡のように去っていった、忘れられない半年だったなぁ。
5人の M!LKの活動も陰ながら応援しています。
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もう琉弥くんや瑞生くんは俳優さんの道を進んだけど、「5人の M!LKも、7人の M!LKも凄かったんだぞ!」ってことが伝わればいいな。
1/31の豊洲は主にセトリに関して運営とのそりが合わずに歯痒い思いばかりだけど、推しからのお手紙、彼らの泣き顔、見つめ合う姿、初めての5人でのパフォーマンス、空気感、感じたことは一生忘れられないと思う。
こんな経緯でEBiDANのオタクになったわけですが、今は『原因は自分にある。』と『さくらしめじ』も推しています。ぜひ仲良くしてください(ᵔᴥᵔ)
みやの